
「ぱおの部屋」について
ぱおの部屋というネーミングは、
大学院時代に出会った書籍、
心理相談員と母達の療育日記を綴った
『「ぞうさんの部屋」の記録』から、
アレンジさせて頂きました。
当時は、
特別支援学級にて支援活動を行っていたため、
子ども達が覚えやすい、発音しやすいネーミングを考え、
「ぱおの部屋」として、絵本やパネルシアターを使っての
言語発達支援を行っていました。
現在は、
行政機関・医療機関の心理職として働きながら、
自作のパステル画にある親子の象をロゴマークとして、
藤沢市鵠沼(くげぬま)を拠点に、
親子関係をサポートする活動を行っています。
心の始まりは「お母さん」
誰にとっても、
心の始まりは「お母さん」です。
お母さんの匂い、お母さんの声、
お母さんの表情、お母さんの言葉、
人間は、
お母さんを心の基地として、
この世界を探索し、ルールを学び、大人になっていきます。
お母さんがくれた安心感は、
やがて、お母さん以外の人への信頼感となり、
友人・先輩後輩・夫婦・親子といった
人との関係の築き方に大きな影響を与えていきます。
「子育て」という営み
子育てという営みは、
お母さんの生い立ちや、
その時代、その国の文化、
家族関係や職場の対人関係などの影響を受け、
時にお母さんの心を大きく揺さぶり、
喜びと同時に、
不安・怒り・悲しみといった、
様々な苦しい感情も生み出します。
それでも、
子育てという営みは休みなく続き、
気づけば、
苦しい感情は、
子どもの気になる行動や、
お母さんの体の不調・心の病として表れることがあります。

